IFD1はサンプルでは先ほどIFD0の最後尾で取得したアドレス0x0000 B5D0から始まります。
JPEG Analyzer PlusでパースしたIFD1部分を以下に示します。
この部分はサムネイル画像へのアドレスが格納されています。
最後尾に次のIFD2のアドレス0x0000 B5EEが保持されています。
IFD2はサンプルでは先ほどIFD1の最後尾で取得したアドレス0x0000 B5EEから始まります。
JPEG Analyzer PlusでパースしたIFD2部分を以下に示します。
この部分は縮小画像の情報や画像データへのアドレスが格納されています。
この縮小画像は非圧縮で16bitの色深度で格納されています。
サンプルでは画像データの開始アドレスは0x000A 5560になります。
実際の画像情報は以下のようになっています。
先頭から2byteづつ、それぞれRGBの値となっています。
つまり最初のピクセルはR=0x0806,G=0x07FF,B=0x07FFとなります。
この画像は例えばDPPでのツールパレット下方に示される画像やヒストグラムに使用されています。
単純にRawデータを読み取って現像する場合は考慮が不要ですが、CR2形式に書き戻す場合などは考慮が必要になってきます。
なお他と同様に最後尾に次のIFD3のアドレス0x0000 B6A6が保持されています。
これはファイルヘッダ部にあるIFD3のアドレスと同じ値です。
次ページ:IFD3とRawデータ
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