日々の生活での必要性もそうですが、特に天体観測をやっていると週末の空が暗い場所への遠征の成否に関して、
気象の予測は非常に重要なものになります。
一応気象予報士の資格をもっているものの、自然相手の未来の考察に関してはまだまだヒヨッコレベルで
まだまだ精進が必要な状況です。
そこで、その精進の一環として、とりあえずは自宅に気象観測装置を設置してみることにしました。
外観は以下のようなものです。
日本国内の気象観測装置市場は非常に小さいためか、残念ながら安価に機器を購入できる状況ではありません。
一方アメリカでは、一通りの項目を測定できるものが、安いものでは1万円を切るものから発売されています。
というわけで、短いMTTRを要求されないホビーレベルの利用用途ではアメリカから機材を購入する方向になるわけですが、
ここで大きな壁がひとつあります。
最近の特に安価な気象観測装置は屋外の観測機器と室内の表示装置を無線通信で行うものが主流のようなのですが、
アメリカで販売されているものは日本での認定を受けていないため、これが日本の電波法に抵触するということです。
もちろん機器を購入すること自体は違法ではありませんが、認定外の機器から
電波を発すると厳密には違法状態になると思われます。そこで今回は有線式の気象観測装置を購入することに
しました。
購入したものは
Davis Instruments
社の以下のものです。
・#6152C Cabled Vantage Pro2 Weather Station
・#6510SER Davis WeatherLink Computer Interface
・#7717 Davis Mounting Pole Kit
#6512Cは有線式の気象観測装置 Weather Station 本体です。このクラスでは、かなりメジャーな部類に入るようです。
#6510SERはRS232Cインターフェイスのデータロガーです。外部機器へのデータ出力にはこいつが必要なので購入しました。
#7717はφ1 5/16inchのガルバリウム鋼の取り付け用ポールです。最初はSUS材と思って購入しましたが、到着したものをみると、
亜鉛系特有の白さびがすでに表面に少しありましたので、あとでよくよく調べてみるとガルバリウム鋼でした。
12月2日にネットでオーダー
一番送料の安いUPSPのPriority Mail Internationalを選択。
送料込みで50,000円弱でした。
ちなみに、Davis社のサイトに
Don't forget to add a #07717 Mounting Pole or #07716 Mounting Tripod with your station purchase!
とあったため、取り付けできないとまずいと思い、今回は#7717を購入しましたが、
日本だと32mm径のアンテナポールでおそらく代用でき、ジョイントなどの周辺パーツも含め入手性がこちらの方がいいので、
ほとんどの場合は購入しなくても良いのではないかと思いました。(重量が減る分送料も安くなるので)
到着は12月19日。ショップからは3日に発送したらしいので都合16日間かかりました。
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